真菌(カビ)の実態
∟微生物とは何か
∟カビの生態-①特徴
∟建造物とカビ-①②カビが生えるまで
∟カビが成長するまで
∟建造物とカビ-③
我が家はカビ天国?!~大掃除でしっかり撃退!~
∟ホコリあるところに、カビあり!?
∟押し入れ、畳、じゅうたん、壁などへの対処法
∟レンジフード、窓、水回りの対処法
∟カビ博士から一言
カビは美しい~宇宙を思わすカビの世界~
∟宇宙を思わすカビの世界
ウイルス インフルエンザ SARSなど
(人間・動物)
細菌 O-157 サルモネラ レジオネラなど
(食物・水)
真菌 ペニシリウム リゾープス
(空中)
大きさは0.3~8μ(ミクロン)
地球上に約8,000種類
人体に影響するものは約60種類といわれる
そのうち日本国内に約半数以上が生息
そして真菌には 表在性 深在性
生息の3要素 温度 湿度 酸素
最重要事項 カビは弱酸性が大好き(これを知ってて欲しい!)
そもそも、土の中や植物と共に生きていました
そして繁殖のために胞子を飛ばします
それを空中浮遊菌と呼びます
これより空中浮遊菌から
どのように成長・繁殖するかを
図でご説明します
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
目次へ戻る
1)カビが大量発生している要因
a:人為的 住居の高気密化
b:生活様式 室内温度の安定
a:カビの活性化 酸性カビ取り剤の使用
a:カビへの意識 麹菌と真菌を混同
床下の写真 現在の建物は、外断熱工法により、建築部材の
処理が行われていないと、カビが家の中に浮遊する率が高くなっている。

雨漏りを頬って置くとこの通り

結露している窓周り
結露は、カビを発生させる要因の一つです。ウエス等で水滴を拭き取るようにしましょう

子供部屋の机の裏側になっていた壁面
換気の行き届かない場所となります。半年に1回は机を動かしましょう。

そろそろ年末、大掃除のシーズンです。ホコリの中には、健康に悪影響を及ぼすものが多く潜んでいます。特にカビは、暖房などで部屋が温まって結露すると、ここぞとばかりに繁殖することも。実は梅雨だけでなく、冬もカビの季節なのです。そこで、さまざまなカビ研究に取り組む「カビ博士」こと伊東良晃さんに、大掃除でできるカビ対処法を教えてもらいました。
(文/小田陽子 イラスト/黒松晴美)
提供:広島リビング新聞社 (「リビングひろしま」2007年11月10日号掲載)

「カビの胞子は0.3~8ミクロンと非常に小さく、常に空気中を浮遊しています。カビはホコリが大好物で、〝ホコリある所には、カビあり〟と思った方がいいでしょう。結露が生じるなど条件が整えば、すぐに居座ってしまいます」と、いきなり衝撃的なコメントが。例えば風呂タイルの目地の黒いカビは、1?当たりなんと40億個の胞子を持っているそう。
またカビの胞子がアレルゲンとなり、健康に悪影響を及ぼすこともあって、最悪の場合は住まいを移らざるを得ないケースもあるとか。「まずは、家具や子ども部屋の机の裏、窓をチェック。湿っている、カビでびっしりという状態なら、どれだけカビが好む環境か一目瞭然(りょうぜん)ですよ」。そんな事態を防ぐために、掃いたりふいたりの大掃除にひと手間加えて、さわやかに新年を迎えましょう。
中性洗剤をしみ込ませたぞうきんで全体をふいた後、消毒用のアルコールを霧吹きで吹き付けて殺菌します。その後、十分に乾燥させて。

風通しを良くするため、物を詰め込み過ぎず、壁や物の間に適度にすき間ができるよう配置。スノコを活用してもOK。
段ボール箱は湿気を吸いやすく、収納箱にすると中の物にもカビが生えてしまいます。切り分けて湿気取りとして使うなら有効。除湿剤と一緒にうまく活用して

家具や家電製品を置きやすい部屋の四隅は、風がよどみやすくホコリのたまりやすい場所。壁との間に5㎝ほどのすき間を空けて配置するだけで随分違います。
ホコリを取るときはカビの胞子をまき散らさないように。いきなり掃除機で吸わず、ナイロン製のハタキやぞうきんを使い、"ふき取る"ことを意識して
※殺菌のポイント
例えば酢を殺菌に使うと、酢は穀物が原料のため、それが栄養源になり、カビを増やしてしまうことがあります。カビは弱酸性の世界にすむ微生物です。酸性の洗剤を使い続けると、カビの洗剤への耐性を高めてしまうので要注意。アルカリ性の洗剤や重曹などを活用すると良いでしょう。
注意:酸性とアルカリ性の洗剤は、絶対に混ぜて使用しないこと
市販のカビ取り剤を上手に活用するコツを紹介します


1、気になる部分に、水を掛けて湿らせる(カビの飛散を防ぐ)
2、乾く前に、カビ取り剤をかける
3、その上にティッシュペーパーを貼り(写真)、30分以上放置(1日おくとベスト。サッシなどのシリコンゴムには、深く根を張っているため2、3日)
4、水で洗い流す(窓の場合はぬれたぞうきんでふき取る)
5、その後、乾いたぞうきんでふき、乾燥させる
※プラスチック製品にも応用できます。ただし、作業中は十分な換気を心掛けて
大切なのは、大掃除の後の暮らし方

大掃除でキレイになったからと、油断は禁物。大切なのは、それを持続させることです。カビは外から入ってきます。換気をするときは、風の向きを見て入り口側を狭く、出口は大きく開くようにしましょう。後は「少なくとも1週間に1度は掃除する」「結露したら、こまめにふき取る」など、少し工夫するだけで快適に過ごせるはずですよ。

